精神世界の旅が終わり、真我で出発します

全ては完全完璧、満月がつくりだすもの

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

今日は佐藤康行著「神様の鏡」より抜粋します。

解説編

―田沼さんは、なぜ保険の契約が取れるようになったのでしょうか?

彼が「完璧」であることに気づいたからです。

それは、会う人、周りの世界、おこる出来事が全て「完璧」だということです。

例えば、人は何らかのエネルギー体を身にまとっているとしましょう。

普通、営業マンは「自分のため」に契約を取りたいと考えています。

売り上げが足りない、お金が足りないと不完全から動く人は、

「自分のためにお金を出してくれ」「契約をよこせ」というエネルギー体を身にまとっています。

そんな人から、何か買いたいと思いますか?

つい、身構えてしまうでしょう。

逆に、同じ営業マンでも「あなたは完璧」「あなたのために役に立ちたい」

というエネルギー体を身にまとっているとしたら、どうでしょう?

自然と「私のために来てくれた」と感じて、好感を持たれることになります。

もし、前者の「自分のために」という「不完全」のエネルギー体が赤色、

後者の「あなたのために」という「完璧」のエネルギー体が青色だとしましょう。

赤色の人はどこに行っても、何を考えても、何を見ても、

だれと話しても、全てを赤色に感じることになります。

だから結果も真っ赤になります。

田沼さんは、「完璧」を唱えることによって、「自分のために」という赤色だったエネルギー体が、

「あなたのために」という青色に変わったから、一気に結果が変わったのです。


――彼が自分の傲慢さや、家族や両親のありがたさに気づいたことが、

なぜ保険営業マンという仕事の変化につながったのでしょう?

過去への観点が変わったことによって、現在と未来への観点も変化したからです。

彼にとって、過去とは両親との思い出の世界です。

「完璧」に気づき、両親に心から感謝した瞬間、彼は現在や未来も「完璧」と感じることになります。

それからは人生すべての時間が「完璧」に変わります。

営業している時間、家で過ごす時間、友達と会っている時間、全ての時間と空間が変わるのです。

仕事はその一部にすぎません。


――観点が変わると、営業のやり方も変わるということでしょうか?

「完璧」という前提と「不完全」という前提では、全く別な言い方になるでしょう。

彼ががんばる理由が、収入が少ない、仕事ができない、お客さんもなかなか理解してくれないというように

「不完全ですべてに向かっていくのなら、「不完全」という結果が待っています。

相手を「不完全」と思っていると、「不完全」な人に向けてのトークが出てきます。

想像してみて下さい。

あなたを「不完全」としてあつかう人が現れたら、どうでしょうか?

「あなたはダメな人だから何とかしてやる」「私の力で助けてやる」と言われたらどうでしょう?

正直、イラっとしますね。

相手は、不安や恐怖を煽ったり、お金を稼ぎたいという欲求を使って、

あなたをコントロールしようとしてきます。

しかし、相手に対して、「完璧」として対応するなら、保険をすすめる場合でも

完璧な人にすすめるトークが出てきます。

「あなたは完璧だ」「すばらしい」「何か役に立ちたい」という純粋な想いが相手を動かすのです。

そして相手に「完璧だと気づく」という勇気も与えるでしょう。


「私の満月物語」

昨日、カウンセラーの研修に参加しました。

カウンセラーは、自分の我を外して、いかに透明な心になるかが最も大事だと分かりました。

どうしても、相手を前にすると、いろいろな感情が生まれてきます。

いいものも悪いものも、相手とは関係なく、全てが自分の過去の記憶です。

透明にするための最も優れたメソッドは美点発見をすることだと気づきました。

意識の全てをそこに向けているとき、自分がなくなっていることに気がつきました。

もう半端な気持ちは許されません。

全てを捨ててそこに集中していきたい。