精神世界の旅が終わり、真我で出発します

病気になる人、ならない人

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

今日は村上和雄著「アホは神の望み」より抜粋してお伝えします。

「インテリの悲観論よりアホの楽観論」

ときどき日本人ほど心配性の人種はいないのではないかと思うことがあります。

世界のトップの長寿国でありながら病気や健康の心配ばかりしている。

世界にこれほど安全な国はまれなのに、

近ごろは安心して町を歩けないなどと治安の悪さを嘆いている。

そういう心配がゼロというのではないが、

これは顕微鏡で見るべきものを拡大鏡で見ているようなものです。

つまり、一部の悪材料を必要以上に拡大解釈して、悩みの種を自分で広げている。

なぜそうなのかを考えて、一つ思い当たるのは、

悲観的なことは高尚めいて見える点です。

ある事柄を肯定的にとらえるよりも、否定的にとらえる方が、

それについて深く考えているように見える。

だから、インテリと称される人ほど悲観論をぶちたがるものです。

しかし少なくとも、心や体の健康にとっては楽観論のほうが好ましいもの。

問題点はいろいろあるが、まあ、そう深刻ぶらずに、

やれるところからぼちぼちやっていこう。

困ったことだが、そのうち何とかなるだろう。

そんなふうに楽天的におおらかにかまえる人のほうが病気にならないのです。

病気の治る人とは病気を忘れてしまう人という説があるそうです。

病気になると治そう治そう、治りたい治りたいとがんばる人がいますが、

こういう人も病気に意識やエネルギーを集中させることで

かえって病気にとらわれてしまい、治りにくいタイプに分類されてしまうというのです。

納得できる話です。

反対に、すべき治療をしながら、その結果については「前向きに放置している」人。

プロセスに力を尽くすが、結果は天の意思に預けてしまう人。

こういう人は病気に心を捉われることが少ないので、そもそも病気になりにくく、

また、治りやすいタイプなのです。