精神世界の旅が終わり、真我で出発します

心を聞き取る

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

新聞記事より抜粋してお伝えします。

「懐かしい母の声」

去年の同窓会は、1人で参加していた母だが、今年は私と義妹が同行した。

少し前から認知症を発症してしまったのだ。

母のお友達が「サポートするからぜひ」と誘って下さった。

母は元々話し好きで毎年欠かすことのなかった同窓会なので、

良い刺激になるかもと思い、参加させて頂いた。

久しぶりの大勢の人の中、困り顔で少し離れた私たちをチラチラ見ていた母も、

90歳で参加されていた恩師にパワーをもらったようで、

何とか楽しい時間を過ごすことができ、笑顔で会場を後にした。

翌日、私は久しぶりのお日様に背中をおされ、カーテンを洗濯した。

ついでにガラスを拭こうと思った瞬間、「新聞紙を使って拭いてごらん。綺麗になるから」。

若いころの母の声がした気がした。

子どもの頃、一緒に家のガラス吹きをした時の懐かしい声。

色んなことを教えてくれた母。

今ではほんの少し前のことを何度も真剣な顔で尋ねてくる母。

急に涙がこぼれ落ちた。

涙で一気にぼやけたガラスを力を込めて拭いた。

「お母さんは今を生きている」と自分に言い聞かせながら。

福岡市  女性(51歳)


たとえ認知症になっても、魂と魂の会話はできる。

何度同じことを聞かれても丁寧に答えてあげたい。

カウンセラーを目指している自分はこんなことを考えている。

しかし、実際の介護現場で働いておられる方々は、言葉にならない苦労があるはずだ。

今、介護現場での傾聴ボランティアの申請をしている。

とにかくカウンセラーとしての経験を積みたい。

来年の2月には初孫が生まれる。

初産で、息子夫婦にいろんなストレスがかかることも予想できる。

自分のしていることが家族の力になれると思うと大きな喜びと勇気が湧いてくる。