精神世界の旅が終わり、真我で出発します

痛みを味わう

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

今日は依然お送りした内容から大事だと思うものを

再送させて頂きます。

佐藤康行著「成功と幸福を呼ぶ言葉」より抜粋します。

テーマは「人間にとって辛い現象に出会うこと、痛みの捉え方」についてお伝えします。


痛みは味わえ、そうすれば人の痛みが分かる

普段我々は、あえて失敗をしたくないし、痛い思いをしたいとは思っていません。

しかし、失敗を恐れて現状以上のことにチャレンジしなければ、

人間として生きている価値がありません。

どんどん、自分の経験したことのないことに挑戦して、失敗をしても構わないのです。

いや、むしろ若いうちは失敗すべきなのです。

自分が痛い思いをしなければ、人の本当の痛みはわからないのです。

人がつねられているのを見ても、自分がつねられたことのない人は、

その人の本当の痛みが分からないのです。

痛みを恐れず、未知のことに挑戦してみるのです。

自分にとっての新たな経験は、それがうまくいけば、当然、貴重な体験になりますし、

失敗すれば、成功した以上に未来に向かっての財産となります。

体験したことは、すべて自分のキャパシティを広げているのです。

痛みや苦しみと直面したときに、それから逃げるのではなく、

ぶつかっていくことにより、自分自身の精神力を強くしてくれる可能性があるのです。

困難に堂々と立ち向かい、自分の成長する糧にするのです。

人類が、文明を発展させてきたのは、全て難しく思われる問題を解決することからなのです。

例えば、格闘技の練習で強くなるコツは、まず身体を動かして、

実際にぶつかってみることです。

何十冊の本で、知識としていろいろなことを詰め込んでも、

一回の身体を張った練習のほうが、はるかに効果的なのです。

そして、自分よりも強い人と練習することです。

自分よりも弱い人と練習すると、自分にとっては楽な練習ができますが、

力がつかないのです。

自分よりも強い人と練習すると、確かに苦しい思いをします。

しかし、苦しい思いをするとともに、強い人に引きずられて、

自分自身の潜在能力を引き出されることとなるのです。

結果として、強くなるのです。

人生も全く同じことなのです。

難しい問題にぶつかったと思った時は、自分の本当の素晴らしさを

発揮するチャンスなのです。

全く新しい自分を発見するチャンスなのです。

ですから、困難なことに遭遇した時には、喜ぶべきなのです。

今こそ自分を磨くチャンスと思い、ファイトを燃やすべきなのです。

痛い経験を数多くしているほど、自分自身の素晴らしさを発見でき、

実り多い人生を歩めるのです。

痛みは味わってください。



自分が実行した分量が本当の学びの分量だ


多くの人は、何かを学ぶということを、書物で読んだり、

見たり聞いたりして、知識を得ることと理解しています。

確かに、学校教育の中での学びは、知識として理解する、頭の世界の領域です。

しかし、実際に生活に密着している社会生活の中での学びというと、

意味が違ってきます。

生きていくのに本当に役立つ学びとは体験、知恵のことです。

そして感じ取る心です。

体験しないで学んだと思ってもそれは錯覚で、

自分の身体で味わったことでなければ、物事の本質はわかりません。

自分で痛い思いをしなければ、本当の痛さが分かりませんし、

泣いた経験がなければ、悲しい人の心はわかりません。

本当の痛さを知っていれば、他人が傷を負っているのを見ても、

その痛さが分かり、思いやりの心が出てきます。

学校で本だけ読んで、頭だけでわかったつもりになってもいけません。

本で読んでいるうちは、確かに学びの世界ではありますが、

本質を見極める、本当の学びではないということを自覚すべきです。

学校で学ぶことでは、一つの問題には基本的に答えは一つです。

しかし、日常生活の中では、一つの問題に対しての答えは無限なのです。

同じ問題に直面しても、百人いれば、百通りの解決策が考えられます。

しかも、そのすべての答えが正解なのです。

社会生活の中では、各人が出した答えが正解であり、真実なのです。

ですから、自分が問題を解決する時に、いろいろな体験を通じて、

たくさんのことを学んでいればいるほど、より的確な、

より成功へと向かう答えを出しやすいのです。

我々が日常生活をしている中で、いろいろなことに直面して対応していく時に、

体験の中から、自分にとって有益なものを掴んでいく意識と感性が必要なのです。

自分が体験したことから、全てを身体で感じ取れるような人間になるのです。

頭で理解することと、心で感じ取ること、この両方が必要なのです。

同じ内容の話をしても、多くの人に感動を与えられる人と、

全く影響を与えられない人がいます。

その違いは何なのでしょうか。

多くの人に感動を与えられるような人は、

いろいろな体験を積んでいることはもちろんですが、

その体験を通じて学び、学んだものを自分の身体の血や肉にしていく

感性を身につけているのです。

そうでなければ、本当に他人の胸を打つ話もできませんし、

他人に影響を与えるような人間になれないのです。

日常生活においては、体験した分量だけが本当の学びであって、

自分に対する学びなのです。




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