元気をもらう
今日もメッセージをお読みいただきありがとうございます。
今日は新聞投稿欄より抜粋してお伝えします。
ひととき
「元気くれるお医者さん」
連日の猛暑で夏バテなのか、85歳の義母は少々疲れ気味。
もう10年以上通院している整形外科病院に車で送迎した。
病院で名前を呼ばれ、義母と診察室へ。
先生は笑顔で私たちを迎え、病状を話された。
そして「まだまだいけますよー。大丈夫だからねー」と義母の目を見ていってくれた。
義母は「先生のお顔を見ると元気になりますがねー」と話す。
すると先生が「患者さんが『ほかの病院に行くと、庭の木が水切れで元気がない。
ここの木は生き生きしていますねー』って。
そこまで見てくださる方もいるんだなあと思ってね」
陽気な先生の話は続く。
「先日病院の庭の剪定を自分でしたとよ。
暑さで疲れて、ブロックに座ってしていたらお尻が熱くてね。
診てもらったら、やけどしていますって言われたよ」
その話が面白すぎて、義母も私もワハハと声を出して笑ってしまった。
心なしか帰り際、義母は足取りも軽く、元気になっていた。
この病院の駐車場はいつも満車状態。
待合室にも先生の診察を受けようと、たくさんの人が。
患者の心も軽くしてくれる町のお医者さん。
私も大ファンになってしまった。
(宮崎市 主婦 55歳)