挫折を力に
今日もメッセージをお読みいただきありがとうございます。
今日は月刊誌「致知」より松岡修造さんと道場六三郎さんの対談を抜粋します。
挫折を愛している人ほど強いですね
「あの夢が私を強くさせてくれた」-高梨沙羅
松岡「話は変わりますが、先般の五輪で目を引いた日本選手はいましたか?」
道場「スキージャンプの高梨沙羅さん。金メダルを期待されていたものの
銅メダルだったじゃないですか。
それはもう悔しかったと思うんだけど、あれだけ喜んでね。偉いなぁと感心しました。
松岡「僕は前回のソチ五輪の時から四年間、沙羅さんを取材させていただいて
今回の平昌五輪では銅メダルという結果以上に、彼女の心の成長が嬉しかったですね。
なぜなら、ソチ五輪前に取材せていただいたとき、彼女は「プレッシャーという言葉を知りません」と言ったんです。
でも、本番で結果を出せなかった。
その時、皆さんの期待に応えられなくてすみませんでしたと謝られたので、僕は謝らないでくれと。
いつも通りの実力が出せない。これがオリンピックなんですよね。
そして、誰に負けたのかといえば、他の誰でもない自分に負けたわけですよ。
よくオリンピックに魔物がいると言いますが、魔物は自分なんです。
道場「自分の弱い心が敵だと」
松岡「そうです。その二年後、彼女は『必ずオリンピックの舞台で失速する夢を見るんです』とおっしゃった。
そこから彼女は風が吹こうが体調が悪かろうが、どんな時でも絶対に自分のベストが尽くせるように、
途轍もない努力を積み重ねていきました。
平昌五輪の一年前に「まだあの夢を見ますか?」と聞いたら、「見ます」と。
「でも、夢を受け入れられるようになりました」と答えたんです。
そして今回、銅メダルを獲った後にもう一度あの夢について伺ってみると、
「あの夢を見てよかった。あの夢がなかったら今の私はない。
あの夢が私を強くさせてくれた、変えてくれた」と答えてくれたんです。
道場「感動的な話です。確かこの間の世界大会でも優勝して・・・・
松岡「そうです。まだ二十一歳の若さながら、男女通じてW杯歴代最多の五十五勝を挙げて、ギネス記録に認定されました。
道場「世界一の陰にはあそういう苦労があったんですね。」
「私の想い」
私たちに降りかかる様々なことを満月と捉える。
全てを愛と受けとめる。
「これで良かった、ありがたい、だから良くなる」
スポーツ選手のメンタルは記録や成績に直結する。
私たちの日常も全く同じ。
いかに自分をコントロールしていくか。
自分の心を征服できるか。
心を征服したものは世界を征服する。
幸せのすべては自分の中にある。
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