精神世界の旅が終わり、真我で出発します

笑顔の力

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

新聞記事より抜粋してお伝えします。

「苦しい時こそ、笑顔」

一朝一夕の取材では、描き出せない映像や音声がある。

16日にNHKで放送された「田部井淳子 人生のしまい方」もそんなドキュメンタリーだった。

女性として初めてエベレストの登頂を果たした登山家の田部井さんが

昨秋77歳で亡くなるまでの5年を、フリーのディレクターが撮っていた。

がんの再発、抗がん剤の投与、手術、そして再発・・・・

長く秘されてきた闘病の姿を、手術室や自宅の居間にまで入って記録する。

その映像がどんなに壮絶かと視聴をためらっていたが、想像は裏切られた。

多くのシーンで田部井さんは笑っていた。

世界中の山に登り続けた。

そして、周囲の人を励まし続けた。

福島出身の田部井さんが震災後に精力を傾けたのが東北の高校生の富士登山

復興を担う若者を応援したいと震災翌年から始まった。

大雨で登頂が危ぶまれた時、高校生に向けて田部井さんが語りかけるシーンが印象的だった。

「楽しみましょうね。苦しい時こそ明るく!」

きっと田部井さんも苦しかった。

だからこそ、笑っていたのだ。

100時間超の記録を残した川崎彰子ディレクター(42)は

「淳子さんといるといつも周囲が笑顔になった。元気が出た」。

遺志を継いだ富士登山は多くの人の寄付と協力を得て今後も開催される。


「私の想い」

中村天風の言葉に次のようなものがある。

「笑っているとき、人間は最も強い」


歌手の宇多田ヒカル

「ユーモアって、どうにもできない状況に対して唯一出来ること」

という言葉をテレビ番組で語っている。