精神世界の旅が終わり、真我で出発します

本来の自分を生きる

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。
 
今日は新聞記事より、今90万部売れている
 
「90歳、何がめでたい」の著者
 
佐藤愛子さんの投稿記事をお伝えします。
 
「本が売れて何がめでたい」

私のほんの旬なんて、もう過ぎたと思いますよ。
 
《本人の弁とは相反して、エッセーの売れ行きは止まらない。
 
「90歳。何がめでたい」は今年上半期のベストセラー1位になった。
 
昨夏の刊行以降、90万部を超えている》
 
私は、評価されない作家なんですよ。
 
また佐藤がくだらんことを書いている、と。
 
長編小説「晩鐘」(2014年刊)を書き上げて、
 
私の胸の中にあったものはすべて、総ざらい出し切ったと思いました。
 
もう書くことはこれでない。
 
毎日ぼんやりと過ごしていたら、うつのような気分になってきましてね。
 
そこへひょっこり、週刊誌「女性セブン」の方がやってきて、連載エッセーのお話を頂きました。
 
書き始めてみましたら、気づいたのです。
 
書いているときの私は機嫌が良いのだ、と。
 
エッセーは自分が面白いと思ったことを紹介します。
 
鼻歌をうたうように書いています。
 
小説は違います。
 
今は売れるかどうばっかりですね。
 
私が書き始めた70年ほど前に「小説が売れる」という言葉はありませんでした。
 
よく読まれているとか、評判がいいとか。
 
「あいつ、このごろ売れ始めたらしいね」と友人の作家
 
川上宗薫が言うのを聞いたとき、びっくりしました。
 
私は売れるために小説を書くということを考えたこともありません。
 
表現したいことを小説やエッセーに書きたい、ただそれだけなのです。
 
私の言いたいこと、考えたことをくみ取ってくれる読者に遭えたら
 
それは嬉しいですが、会えなくたって構わないのです。
 
本が売れて、何がめでたい。

「私の想い」
佐藤さんは、ご自分の好きなこと、持って生まれた能力を自然に表現されていて
 
何が欲しいとか、このようになりたいとか、エゴの思いが感じられない。
 
聞いていてとてもさわやかになる。
 
今、それなりの成果を出されている方に
 
佐藤さんのような生き方をされている方をよく目にするようになった。
 
自然に素直に自分を表現できる
 
私も目指したい。