精神世界の旅が終わり、真我で出発します

自由な世界

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。
 
今日も佐藤康行著「過去を変えればうつは治る」より抜粋してお伝えします。
 
「困難をラッキーチャンスとするには」
 
私たちは、今この瞬間に起きている出来事を、自分というフィルターを通して眺めています。
 
その視界に映っているものに、私たちは「過去の記憶」をもとにレッテル貼りをしています。
 
もちろん無意識にではありますが、たとえば人と出会った時に
 
「過去の記憶」が影響して不安や怖れが生じ、自分を守らなければという危機感から
 
自己防衛の本能がはたらきます。
 
それが人との対立構造を生み、悩みや苦しみを引き起こすのです。
 
一方で、「本当の自分」を取り戻すと、心のスクリーンには
 
相手も自分もその本質が映し出されるようになります。
 
例え嫌な相手であっても、その相手は自分の人生ドラマにおいて
 
重要な登場人物であり、主人公の自分と同じくらい大切な存在であると気づくでしょう。
 
互いに学び合い、成長し合うという意味では、
 
この人生で出会うどんな相手も感謝の対象でしかなくなります。
 
ときには相手から攻撃的な態度をとられ、「やっぱり嫌いだ!」と
 
心が揺さぶられることもあるでしょう。
 
それでも現実を俯瞰して眺めれば、「自分こそが正しい」という見方から解放され、
 
冷静に、心穏やかに事態を見守ることができます。
 
それはまるで、素晴らしい人生ドラマのストーリー展開を楽しんでいる観客のようです。
 
このような見方を手に入れると、いかなる困難が立ちはだかっても、
 
次のような思考回路が働いて好循環しか起こらなくなります。
 
①起きたことは、すべてよかった。
 
②今現在、なんとありがたいことか。
 
③だから未来はよくなる。
 
過去、現在、未来の全てが素晴らしいと気づくと同時に、
 
不幸のどん底と思っていた現実が、180度ひっくり返るのです。
 
これは心にある「過去の記憶」についても同じこと。
 
困難を乗り越えた分だけ魂が成長することを、日々実感できるようになるでしょう。
 
くり返しますが、困難を生み出しているのは、「過去の記憶」です。
 
自分の人生は自分で選択しているように見えて、実は「過去の記憶」にコントロールされています。
 
さらに恐ろしいことに、それに気づくことはほとんどありません。
 
例えば、「結婚して幸せになりたい」という人がいたとします。
 
そう強く願っていても、実際には「過去の記憶」からくる結婚への不安や怖れから、
 
なかなか出会いに恵まれないという現実を引き寄せてしまいます。
 
その記憶は、幼少期に見た両親の壮絶なケンカかもしれません。
 
あるいは、先祖から受け継いだ遺伝子の記憶で、
 
男女間のトラブルがあったせいかもしれません。

「私の想い」
 
政治の世界では「忖度」という言葉が飛び交いました。
 
学校の中でも多くの生徒がが、お互いに空気を読み合い、
 
自分がみんなから浮かないように息をひそめながら、
 
自分を押し殺しながら生きています。
 
人間はみんな過去の記憶でできている。
 
考え方や、感じ方は違って当然。
 
私は世界にたった一人しかいない貴重な存在。
 
みんな本当の自分は満月で素晴らしい仲間であることを自覚できる。
 
きっとその時はみんな大空に解き放たれた鳥のように自由を謳歌することでしょう。
 
夢の世界が近づいている。