精神世界の旅が終わり、真我で出発します

これで良かった、ありがとう、だから良くなる

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。
 
今日も佐藤康行著「満月の法則」より抜粋してお伝えします。
 
「これで良かった。だから良くなる」

ところで、東日本大震災が起きてから約二か月後、私は福島の避難所(学校の体育館)
 
をいくつか訪問したことがありました。
 
私のようなものが突然行って、どうなるのか、何をするのか、
 
私自身わからないまま、とにかく突き動かされるように訪ねたのです。
 
避難所では、二十分ほど講演させて頂く時間をいただきました。
 
その時、以下のような話をしました。
 
皆さんに三つの言葉をお贈りします。
 
一つ目は「これで良かった」です。
 
過去(大震災)に対して、全て「これで良かった」と唱えてください。
 
この状況で、これで良かったなんて、とても思えないでしょう。
 
それでも「これで良かった。これで良かった」と唱えてください。
 
そうしたら、良かった理由が必ず出てきます。
 
二つめは、現在、今に対して「ありがとうございます」と唱えてください。
 
どんなことでも、「ありがとう」と。
 
そうすると、ありがとうの理由は後から見えてきます。
 
三つめは、未来に対して「だから良くなる」です。
 
「だから良くなる。だから良くなる」と、良くなる方向に向けて、
 
車にたとえると、ハンドルをそちらに向けていくのです。
 
この三つの言葉を、心の中で唱え続けてください。
 
誤解がないように申し上げておくと、私はいたずらに
 
そんな話をしたわけでもなければ、表面的に励まそうとしたわけでもありません。
 
人間の心の奥に“まんまる”の観点から、敬意をもってお話したのです。
 
このまま悲観していたら、津波で流された人たちは浮かばれません。
 
被災者の方々が、この過酷な境遇の中で整然と並んで食べ物などを
 
順番にもらっている姿、礼儀正しくする姿勢が
 
世界中に発信され、日本人、東北の方の素晴らしさが世界中から賞賛された。
 
残されたあなたたちは、とても素晴らしい存在である。
 
亡くなった人たちのためにも、明るく生きていけば未来も全然違ってくる。
 
そのことを強く訴えたかったのです。
 

「私の想い」
 
学長の著書「神様の鏡」にも同じ内容が記してありました。
 
初めてこの内容に触れた時、心が震えました。
 
凄い、ただ凄い!
 
涙ながらに訴えられていると聞いて、本当に魂が揺さぶられたのを覚えています。
 
人間の認識では理解できるはずもない、もしかすると真意を理解されなければ
 
とんでもない非難に遭う可能性も考えられなくもありません。
 
学長は相当な覚悟をもって話されたに違いありません。
 
心のことをすべて知り尽くしておられる学長は、この内容を理解して頂くほかには被災
 
者の方々を救えないことは十分承知してあったはずです。
 
学長の「前提」の言葉には私たちの認識では捉えられないもの凄い内容が含まれている。
 
「これで良かった」「ありがとう」「だから良くなる」
 
学長の魂の言葉として一生手放さない。