精神世界の旅が終わり、真我で出発します

宿命と運命

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

新聞の投稿欄で見つけた感動記事を紹介します。

「10円の今川焼」

私は1959年4月に高校に入学しました。

日によってはご飯が食べられないくらい家が貧乏だったので、先生のすすめもあり、

学年でひとり日本育英会(現・日本学生支援機構)の奨学金を借りることにしました。

借りられることが決まったときは、本当にうれしかったです。

奨学金は月に1千円で、当時、高校の事務室から毎月、

入金があると連絡がきて、私は差額の10円をもらっていました。

その10円で今川焼を買い、食べました。

温かくふっくらしており、甘くて、とてもおいしかったです。

しかし、両親や4人の兄弟のことを思い出して、「これでいいのかな」と自問自答いたしました。

それでも、毎月その時間が楽しみでした。

高校を卒業後は東京で就職し、5年間で奨学金はすべて返済しました。

街で、最近では少なくなった今川焼の店に出会いますと、自然と涙が出てまいります。

たくさんの方にお世話になり、今があることに感謝の気持ちでいっぱいです。

東京都杉並区  無職 73歳


佐藤康行著「神のメッセージ③」より抜粋します。


「宿命と運命」

運命も宿命も、変えることは可能である。

宿命というのは、先祖から受け継いだ性格や環境だとしたら、運命は、

それらと生きていく過程において訪れる縁によって現れる現象である。

たとえば、家業である医者の家系に生まれたから、あるいは男に生まれたから、

女に生まれたから、ここから逃れることはできないと、頭の概念では思うが、

それの捉え方は実は無限なのである。

男、女を、人間という次元で捉えたら、そこから発想も行動も変わる。

医者を継がなければならない重荷と捉えたらそのようになるが、

社会にお役に立つという先祖からの魂を継承して、この世に生かしていくことと捉えたら、

生き方が変わってくるのである。

物事の捉え方は無限に存在し、どの次元で捉えるかだけなのである。

真我に覚醒すると、自由なものの見方(観自在)が可能になり、

結果として、宿命も運命も変えることができるのである。

 

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