精神世界の旅が終わり、真我で出発します

史上最長の研究が明かす幸福な人生の秘密

今日もメッセージをお読み頂きありがとうございます。

昨日の続きからお伝えします。

研究参加者が80代になった時、我々は彼らの中年の頃のデータにさかのぼって

何が80代の幸せと健康につながるのか調べてみました。

彼らが50歳の頃だった時のデータを見て、徹底調査をしてみると、重要なのは

当時のコレステロール値ではなく、人間関係の満足度ということが分かりました。

50歳の時、人間関係にとても満足していた人は80の時、とても健康。

いい人間関係には老化を防止する効果もあるようです。

それに、パートナーといて幸せだという80代の人たちは、体に痛みが出ても幸せでいられるとのこと。

これが相手との人間関係が悪い人だと、精神的なストレスによって体の痛みがひどくなる。

そして、3つ目の大きな教訓。

いい人間関係は私たちの体だけでなく脳をも守ってくれる。

80代で、パートナーとの信頼関係がしっかりしている人、困ったときに、

相手に頼れると感じている人、そういう人は頭の老化が進みにくい。

一方、相手に頼れると思ってない人は、記憶力の低下が早く始まる。

いい人間関係というのは常に穏やかでなくてもいいんです。

しょっちゅう口げんかしたっていい。

いざという時、相手に頼れるという人間関係があればいくら口げんかしたって大丈夫です。

深い人間関係をきずくことができれば、健康で幸せな人生を送れる。

これは昔から分かっていたことです。

では、なぜそれがなかなかできないのか?

だって人間ですから、人々は楽をしたがる。手っ取り早く、いい人生を手に入れたい。

人間関係は、複雑だし、面倒くさい。

家族や友人と付き合うって、楽しいことばかりじゃない。

大変なことです。しかもそれが一生続きます。

我々の研究参加者の中で、幸せな老後を送っているのは、退職後、積極的に遊び仲間をつくった人たちです。

実は、我々の研究参加者の多くも、若い頃はこう思っていました。

いい人生を送るために必要なものは、名声や富や成功だと。

けれど75年にわたる研究を見てみると、一番いい人生を送っているのは、

家族や友人、地域での人間関係に頑張ってきた人です。

みなさんはどうですか。

25の人、40の人、60の人。

人間関係をどう頑張るのか、できることはいくらでもあります。

例えば、液晶画面ではなく、もっと人と向き合う、パートナーと一緒に何か新しいことを始める。

散歩する。デートする。疎遠になっている家族に連絡を取ってみる。

家族間の確執というのは、恨みを持っている本人へのダメージが実に大きいんです。

マークトゥエインの言葉で閉めたいと思います。

今から100年以上前、彼は自分の人生を振り返ってこんな言葉を残しました。

「人生は実に儚いものだ。争いや謝罪、嫉妬、責任追及などしている時間はない。

あるのは、愛するための時間だけ。

いい人生を送るためにはいい人間関係が必要なんです。」